台風シーズンになると、神戸・明石のBULLCOMには「停電の後からパソコンの調子がおかしい」というご相談が増えます。停電の被害は、電気が止まった瞬間よりも「復旧した瞬間」に出ることが多いのをご存じでしょうか。備えと当日の対応、復旧後の確認までをまとめます。
停電でパソコンが壊れる理由
作業中に電源が落ちると、次のリスクがあります。
- 書き込み中のデータが壊れる:保存の途中だったファイルが開けなくなる
- システムファイルの破損:Windowsが起動しなくなることがある
- ストレージへのダメージ:HDDは特に、動作中の急停止に弱い
さらに厄介なのが**復電時のサージ(瞬間的な過電圧)**です。電気が戻る瞬間に電圧が跳ね上がり、電源ユニットやマザーボードを傷めることがあります。落雷による停電の場合は、この影響が特に大きくなります。
台風が来る前にやっておくこと
① バックアップを取る
最優先です。外付けHDDやクラウドに、写真・書類など**失って困るものだけでも**コピーしておいてください。
② 雷サージ対応の電源タップに替える
数千円で買えて、効果が分かりやすい対策です。パッケージに「雷サージ保護」と書かれたものを選んでください。**すでに何度も雷を受けたタップは保護機能が消耗している**ため、数年使ったものは買い替えをおすすめします。
③ UPS(無停電電源装置)を検討する
停電しても数分〜十数分だけ電源を供給し続ける装置です。その間に安全にシャットダウンできます。
| 用途 | 目安 |
|---|---|
| 家庭のデスクトップ1台 | 500VA前後 |
| 業務用・複数台・NAS | 750VA〜 |
「作業中のデータを守る」ためではなく、安全に電源を切る時間を稼ぐための機器と考えてください。法人でサーバーやNASをお使いなら、費用対効果は高いです。
台風が接近したら
- こまめに保存する(作業中のファイルはとくに)
- 停電しそうなら、先に自分で正しくシャットダウンしておく
- ノートPCはバッテリーを充電しておく(そのままUPS代わりになります)
- 長時間の外出時は、電源プラグを抜いておくのが最も確実
プラグを抜くのは原始的ですが、サージ対策としては最強です。雷が近い場合は、LANケーブルも抜いておくと万全です。
停電が起きてしまったら
- すぐに電源を入れ直さない。復電直後は電圧が不安定なことがあります
- 電気が安定してから(数分〜十数分後)に起動する
- 起動したら、まず異音がしないかを確認する
- 大事なファイルが開けるかを確認する
「起動しない」と焦って何度も電源ボタンを押すのは避けてください。ストレージが傷んでいる場合、通電のたびに状態が悪化します。
停電後に出やすい症状
| 症状 | 疑われること |
|---|---|
| 電源が入らない | 電源ユニットの故障 |
| 起動途中で止まる | システムファイルの破損 |
| カチカチ・カラカラと音がする | HDDの物理故障(すぐ電源を切ってください) |
| 一部のファイルが開けない | ファイルの破損 |
| ネットに繋がらない | ルーター・モデムの故障 |
ネットに繋がらない場合は、パソコンではなくルーターやモデムが停電でやられていることがよくあります。まずルーターの電源を入れ直してみてください。
異音がしたら通電を止める
停電後にカチカチ、カラカラという音がする場合は、HDDが物理的に傷んでいる可能性があります。この状態で通電を続けると、データを救出できる可能性が下がっていきます。
「もう一度だけ起動してみよう」を繰り返すのが、最も救出率を下げる行動です。異音に気づいたら電源を切って、そのままご相談ください。
BULLCOMのサポート
- 停電・落雷後の診断(持ち込み診断は無料)
- 起動しないパソコンからのデータ救出
- 電源ユニット・ストレージの交換
- 法人向けのUPS選定・設置のご相談
- 神戸市・明石市へ出張対応(出張エリアA・¥5,500〜)
台風の後は混み合うことがあります。急ぎの場合はその旨をお伝えください。[神戸市](/area/kobe)・[明石市](/area/akashi)へ出張も承ります。
まとめ
停電対策の要点は3つです。事前にバックアップ、雷サージ対応タップ(できればUPS)、長時間の外出時はプラグを抜く。
停電後は、すぐ電源を入れ直さず、電気が安定してから起動してください。異音がしたら通電を止める——これがデータを守る分かれ目になります。

