「YouTubeがカクカクする」「送られてきた動画ファイルが真っ黒で音だけ出る」——原因が複数あるため、切り分けを間違えると無駄な出費につながるトラブルです。神戸・明石のBULLCOMでもよくご相談を受けます。まず「ネット動画」と「保存した動画ファイル」のどちらで起きているかを分けてください。原因がまったく違います。
最初の切り分け
| 症状 | 疑うべき方向 |
|---|---|
| YouTube・Netflixなどネット動画だけカクつく | 回線・ブラウザの問題 |
| 保存した動画ファイルだけ再生できない | コーデックの問題 |
| どちらもカクつく | パソコンの性能・熱の問題 |
| 音は出るが映像が真っ黒 | コーデック不足がほぼ確定 |
ここを間違えて「パソコンが古いからだ」と買い替えてしまうと、実は回線の問題だった——ということが起こります。
ネット動画がカクつく場合
① 画質を下げて試す
YouTubeの設定から画質を720pなどに下げてみてください。これで解決するなら**回線速度の問題**です。パソコンの性能ではありません。
② 回線速度を測る
ブラウザで「スピードテスト」と検索して測定します。目安は次のとおりです。
- 標準画質:3Mbps程度
- フルHD:5Mbps以上
- 4K:25Mbps以上
夜間だけ遅い場合は、回線の混雑が原因です。Wi-Fiではなく有線LANで試すと切り分けられます。
③ ブラウザまわりを整理する
- 使っていないタブを閉じる(動画タブが複数開いていると重くなります)
- 拡張機能を一時的に無効にする(広告ブロック系が干渉することがあります)
- ブラウザのキャッシュを削除する
- 「ハードウェアアクセラレーション」の設定を切り替えてみる
保存した動画が再生できない場合
「音は出るが映像が出ない」「ファイルが開けない」はコーデック不足がほぼ確定です。
コーデックとは動画の圧縮形式のことで、対応するものがパソコンに入っていないと再生できません。とくにHEVC(H.265)形式は、Windowsに標準で入っていないため再生できないことがあります。スマホで撮影した動画が該当しがちです。
対処
最も簡単なのは、**VLC media player**(無料)を入れることです。ほとんどの形式に自前で対応しているため、追加のコーデックが不要になります。
Microsoft Storeで「HEVC ビデオ拡張機能」を購入する方法もありますが、VLCで足りることがほとんどです。
どちらもカクつく場合
パソコン側の問題が疑われます。
メモリ不足
タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)でメモリ使用率を確認してください。**常時80%を超えているなら不足**しています。4GBの機種は、動画視聴でも厳しいことがあります。
熱による性能低下
長時間使っていると徐々にカクつく場合は、熱がこもって性能が抑えられている状態です。
- 排気口のホコリを取る
- ノートPCを平らな硬い場所に置く
- ファンの音が大きくなっていないか確認
**内部清掃だけで改善するケースは実際に多い**です。
ストレージの空き不足
空き容量が1割を切ると、全体的に動作が遅くなります。2割以上の空きを保ってください。
グラフィックドライバが古い
デバイスマネージャーから「ディスプレイアダプター」のドライバを更新してみてください。動画再生はグラフィック機能を使うため、ここが古いと影響します。
買い替えを検討すべき場合
次に当てはまる場合は、設定では改善しません。
- メモリが4GB以下
- 購入から8年以上
- 4K動画を快適に見たい(相応の性能が必要です)
ただし**「ネット動画だけカクつく」なら、まず回線を疑ってください。**買い替えても改善しない可能性があります。
BULLCOMのサポート
- カクつきの原因切り分け(持ち込み診断は無料)
- 内部清掃、メモリ増設、SSD換装
- コーデック・再生ソフトの設定
- ネット回線・Wi-Fi環境の改善相談
- 神戸市・明石市へ出張対応(出張エリアA・¥5,500〜)
回線が絡む場合は、現地を見る出張の方が確実です。神戸市・明石市へ伺います。
まとめ
まずネット動画か保存ファイルかを分けてください。ネット動画なら画質を下げて回線を疑う。保存ファイルが再生できないならVLCを入れる。どちらもカクつくならメモリ・熱・空き容量を確認する、という順です。
「パソコンが古いから」と結論を急ぐ前に、切り分けだけでもご相談ください。

